アジア文学紀行

あまりなじみ無いアジア文学を紹介します。
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パサイ王国物語―最古のマレー歴史文学 (単行本)

内容(「BOOK」データベースより)
13‐16世紀、インドネシアのスマトラにあった王国の物語。竹取物語によく似た建国神話、父にうとまれる英雄の悲話、イスラム伝来の説話など、多方面から注目される古典の本邦初訳。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野村 亨
1952年東京都生れ。青山学院大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。現在、慶応義塾大学総合政策学部教授。専攻、マレー世界研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

笑いの三千里―朝鮮ユーモア文学傑作選 (新書)

出版社/著者からの内容紹介
 闊達に生きる在野の豪傑、朝鮮版ドン・キホーテの活躍を痛快に描く「鳳伊金先達行状記」をはじめ、「大統領の食卓」「沈黙は金なり」等、小説、ショートショート、コント、ドラマの各ジャンルにわたり、頓知や艶笑、政治風刺のきいた朝鮮独自のユーモア文学の傑作を編んだ初めてのアンソロジー。


内容(「BOOK」データベースより)
闊達に生きる在野の豪傑、朝鮮版ドン・キホーテの活躍を痛快に描く「鳳伊金先達行状記」をはじめ、「大統領の食卓」「沈黙は金なり」など、小説、ショートショート、コント、ドラマの各ジャンルにわたり、頓智や艶笑、政治風刺のきいた朝鮮独自のユーモア文学の傑作を編んだ初めてのアンソロジー。

天の涯に生くるとも (文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
本書は韓国文化の日本への紹介者として、文字通りの第一人者であった金素雲先生の自叙伝である。先生の名訳によって韓国の詩心への目を開かれた日本人の数が、どれほどの数に上ることであろう。その訳詩が生れるまでの経緯、先生を日本の詩壇に押し出すきっかけとなった北原白秋との劇的な初対面。…韓国の詩人たちの個性的な風貌、その各人各様の生活ぶり。本書は繙く第一の興味はそこにある。

朝鮮の詩ごころ―「時調(シジョ)」の世界 (文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
「時調」は朝鮮個有の定型詩。高麗王朝末期の12、3世紀に生まれ、今日まで八百年の歳月を受けつがれてきた。本書で著者は、詩の背後に秘められた数奇な人物群像を語りつつ、民族のアイデンティティを明確に描き出す。民族の詩歌を知ることが、とりもなおさずその国民性を知り魂を理解する捷路であるなら、本書は、近くて遠い隣国の人々の価値観・人生観を理解するうえでの最適の書である。

著者紹介
【尹学準】
1932年朝鮮・慶尚北道生まれ。1953年渡日。1958年法政大学文学部卒。都立大学、法政大学講師を経て、現在早稲田大学語学教育研究所講師。著書に『オンドル夜話』(中公新書)など。
【田中明】
1926年愛知県生まれ。1952年東京大学文学部卒。朝日新聞記者を経て、現在、拓殖大学教授。著書に『韓国の「民族」と「反日」』など。

掟 (単行本)

内容(「BOOK」データベースより)
その小男がやって来た日からおれたちの村は変わっていった…幼い少年の眼を通して描かれる神と悪魔の物語。韓国人気作家の衝撃的作品。

原典訳 マハーバーラタ〈6〉 (文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
サンジャヤは、ジャンブー大陸(閻浮提)における創造を述べる。そして、非常に残酷で恐ろしい戦闘が行なわれる。ビーシュマの活躍により、ユディシティラの軍は非常に悲惨な状態に陥る。偉大な叡知を有するクリシュナは、迷妄により生じたアルジュナの戦意喪失を、条理を尽くして除去する。苦楽、得失などのあらゆる相対的なことを離れ、すべてを平等に見れば、我々はもはや行為の結果に束縛されることがない、と説く。それが『バガヴァッド・ギーター』の教えである。偉大な弓取りアルジュナは、前に女性であったシカンディンを先頭に立てて、鋭い矢で射て、ビーシュマを戦車から落とす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
上村 勝彦
1944年、東京浅草に生まれる。1967年、東京大学文学部卒業。1970年、同大学院人文科学研究科(印度哲学)修士課程修了。サンスクリット詩学専攻。現在、東京大学東洋文化研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

原典訳マハーバーラタ〈8〉 (文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
クル軍とパーンダヴァ軍との間に、驚異的な戦闘が行なわれた。ドゥルヨーダナから軍司令官に任命されたカルナはアルジュナと雌雄を決することを誓い、シャリヤを御者にしてほしいと懇願する。シャリヤは嫌がったが、ドゥルヨーダナが説得した。ユディシティラはカルナの襲撃により退却を余儀無くされる。アルジュナは特攻隊の群を殺戮してから、カルナがパーンダヴァ軍を敗走させている戦場へ赴く。死神のように恐るべき働きをするカルナが無事であることを聞いて、ユディシティラはアルジュナを臆病者呼ばわりする。ユディシティラに忿怒し殺意を抱いたアルジュナをクリシュナが制止した。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
上村 勝彦
1944年、東京浅草に生まれる。1967年、東京大学文学部卒業。1970年、同大学院人文科学研究科(印度哲学)修士課程修了。サンスクリット詩学専攻。東京大学東洋文化研究所教授。2003年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

大戦中に於ける台湾の文学 (単行本)

内容(「BOOK」データベースより)
戦時下台湾の文学運動の回想的文学論。

内容(「MARC」データベースより)
さきの大戦中、若き多感な学徒であった著者が、戦時下の台湾において繰り広げられた文芸運動について記した文学論。日系、在地系の作家たちのあり方や文学思想の上での対立が批判的にとらえられている。それは、著者自身の文学思想である。

サルマン・ルシュディの文学―「複合自我」表象をめぐって (単行本)

内容(「BOOK」データベースより)
1989年2月14日ヴァレンタイン・デー、世界を駆け巡ったホメイニによる「ファトワ」が、この作家への興味を掻きたてた事実は否めないが、事件が作家の周辺的出来事に後退しつつある今、ようやく彼を、作家として評価し研究する気運が盛りあがりつつある。本書は、ひとつひとつの作品の分析からルシュディの「複合自我」へのこだわりを読みとり、多元主義的セキュラリズムという彼の立場を明らかにするとともに、「危険な冒涜者」ルシュディに冠せられた数々の誤解を解く、本邦初の本格的研究の集大成である。

内容(「MARC」データベースより)
あの「悪魔の詩」の作家、サルマン・ルシュディ(ラシュディ)のほぼ全作品を批評、分析し、その思想的テーマを導き出した本邦初の本格的研究書。処刑宣告から15年、今なお潜伏を続ける作家・ルシュディの真の価値とは?

塔 (単行本)

内容(「BOOK」データベースより)
「あの悪魔はぼくの父親なんかではない。そのことをはっきりさせなくては」光州の女子中学校の教師、全鍾九は思った。悪魔とは、朝鮮動乱時に犯した罪の深さにおののきながら、離島で石を積んで犠牲者供養の塔を作りつづける全鎮満のことだった。鍾九は島に渡る。一方、鍾九の従妹秀蓮と男友達の奇聖春も島をめざす。新進作家の聖春には、全氏一族の過去を探って小説にしようという目論見があった。実際、それは数奇な過去だった。深い闇に包まれた、全氏の人々がたどった道程とは…

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